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2009 06,04 16:54 |
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昼食後、フィレンツェ中央駅よりイタリアが誇る新幹線、
ユーロスターでナポリに向かうことになった。 この日は、ナポリ中央駅近くのホテルに向かい解散となった。 既に21時前でお腹が空いていた。 添乗員はナポリの夜の外出は避けた方が良いと言っていたが、外出することにした。 駅前付近は労働者風の黒人が店先で立ち呑みしていたり、 路上は露天商が店じまいの後片付けをしている光景や、 路上にはゴミやバケツがひっくり返っている。 これが夢のナポリなのかとがっかりした。 とにかく街はゴミが散らかっており、お店も所々しか開いておらず、 しかもお店は薄汚れた感じの店が多く客も入っていない。 しばらく探していると店先が明るいお店を見つけた。 看板には“レストラン・ピッツァ”となっている。 店内も相当のお客が入っていたので入ることにした。 このお店はイタリア語しか通じないようだが、メニューを見てワインが5ユーロから12ユーロと書いてあるが、5ユーロのワインだと650円。 グラス一杯の値段なのか、と店員に尋ねたらボトルと言う。 ボトルにしては安すぎるので、ハーフサイズなのかと思案しながら、 8ユーロの白ワインと2.5ユーロのマルゲリータ、 そして7ユーロの名前が分からない魚介類のピッツァを注文した。 直ぐに店員が注文していないパンを持ってきた。 ピッツァを注文しているのにパンを持ってきた。 どうなっているのかと不安になった。 それからフルボトルのワインを持ってきた。 ハーフではなかったのか? と思ったが、8ユーロの倍を取られても16ユーロで2000円程度。 まあいいかと思い、飲んでみるとスッキリした風味で旨いワインである。 その後30センチの皿が見えないほどの大きさの、 焼きたてで香ばしいピッツァが2皿、これもチーズが程々で、 パン生地が薄めで淵はふっくら焦げ目がついている。 これも歯ごたえ良くあっさりして旨い。 知らない間にお店は満席で、客層の紳士風や 勤め帰りの若い男女や労働者風の仲間とワイワイガヤガヤ、 日本で言う居酒屋風に感じた。 満腹で幸せな気分。果たして代金をいくら取られるのか勘定した。 マネージャー風の人がテーブルにメモを持ってきた。 合計21ユーロ(2730円)と書いてある。 イタリアは消費税20%の内税にしても、余りの安さに驚いた。 とても良い気分でホテルに帰った。 PR |
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